• テキストサイズ

Hello,Good bye【岩泉一】

第13章 俺の好きな人




だから、岩泉が俺の所に来て
「よりを戻した」と言ってきたときは
少し傷つきながらも、よかったと思った

口角を上げて

「今度は絶対に離すなよ」
「……わかってる」
「今度手放したりでもしたら、俺がをもらうから」

驚いたように目を見開く岩泉
「ははは、冗談だよ」と言えば、「ふざけんなっ」と罵声が飛んできた

でも、あながち冗談じゃないかもしれないぜ、岩泉

でも今は、よりを戻してくれてよかったよ
俺は、お前たちが幸せそうにしてる姿をみれるだけで十分なんだから

「松川、行くぞ」
「おう」

俺の恋は叶わなかった
でも、不思議とすがすがしい気分だ
なんでだろう
理由はわからない

わからないが、それでいい
今はまだ……




/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp