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時をかける【現金な】少女

第2章 35円と100万ドル


【夢と現実のあいだ2】

 私は彼に銃を向けた、そして彼の言った言葉にショックを受けていた。

 何故なのか少しだけ考えて、答えはすぐに見つかった。

 言って欲しくなかったのだ。さよならを……

 そして、その意味も。

 私は彼より鈍感で、卑怯だった。

 私は銃の引鉄に指をかけて……
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