第2章 転校
トントン
階段を下りていく。
お父さんが気まぐれで買ったこの家は、3階建ての新築だ。
引越した理由をお父さんに聞いたら、「え~だって前の家飽きたも~ん!」
ちょーふざけた理由だと思ったから結構軽め、つまりリンゴぐらいのたんこぶができるくらいの力で殴った。
まぁ、お父さんは世界NO1の組「神月組」の組長を勤めているから「いた~い!でも雅かわいいw!」とか言ってる。
別に嫌いじゃないけどきもすぎる。
だまってたら40歳のくせに20代に見えるほどかっこいいのに・・・。
つーか兄ちゃんも弟も両親に似て美形なのに、あたしはノーマルの顔なんだろう。
(めちゃ美人です。もう絶世の美女です。)
(兄弟は後で登場します。母親はちょっと・・・。)
あぁ、ちょっとネガティブ思考に・・・。
まあそんなわけでうちはお金持ちなわけだ。
てかこの家広すぎ!あたしの部屋からリビングまで5分はかかる。
やっとリビングだ。明かりがついてるからだれかいるのな。
ガチャ
「おはよ・・・。」