第6章 訪問
私はバク宙をしてその攻撃を避けた。
もちろん2人もそれぞれ上手く避けていた。
(やっぱり2人とも強い)
そして亜門さんの方は持っていたアタッシュケースを開いて大きな棍棒のようなものを取り出した。
「クインケ…。
あれ?真戸さんは出さないんですか?」
私は真戸さんがアタッシュケースを持ってるにも関わらず開ける気配がないことを不思議に思った。
「今回の相手なら亜門君だけで大丈夫だと思ってね」
そう話していたがどんどん攻撃を突っ込んで来るので私は戦闘に集中することにした。
亜門さんが私を追いかけてくる喰種を攻撃するが羽赫の喰種の為スピードが早く、これと言った一撃を当てることが出来ずにいた。
「アビラウンケンシャラクタン!!」
そんな相手目掛けて私は後ろを振り返りながら呪文を唱え、斬撃を当て、動きが鈍ったところに踵落としを決めた。
そして、地面に落下した所を亜門さんがクインケで仕留めた。
「はぁ、このタイミングで襲われるとは思わなかった。
あ、亜門さんありがとうございました。」
私は喰種の死体の側に立っている亜門さんに声をかけた。