第8章 再会
ミグラSide
ミグ 『旅の途中で煌帝国に行くことになった…。というよりは行かされることになったんだ。』
アラ 「行かされた?」
ミグ 『そう。前に攻略した迷宮≪ホウオウ≫の時にいろいろあってな…。』
~回想~
あれは一人で何とか迷宮をクリアして外に出てきた時だった。
ボロボロだった俺は今にも意識が飛んじまいそうだった。
アリ 「それやべーじゃん!」
まーな。
そんなときに、ちょうど迷宮攻略に来たと思われる奴らに会った。
ミグ 『もしかして、迷宮攻略に来たのか?なら悪いな。この迷宮は俺が攻略させてもらったぜ。』
?? 「ほぅ・・・?おまえひとりでか?」
ミグ 『ああ。』
すごい目つきの男ににらまれながら答えたら、そいつがじーっとこっちを見たまま何かを考えてたんだよ。
ミグ 『・・・なにか?』
(俺が攻略したこと、怒ってんのか?いや、でもそんなの知らねーし・・・)
?? 「おまえ、名前は?」
ミグ 『は?』
急な質問におれはだいぶ間抜けな顔をして驚いていたことだろう。