第7章 改めまして
アラ 「ふふっ。これで全員だね!あらためてよろしくね、ミグラ君!」
アラジンは俺たちのやり取りを見て少し笑い、笑顔で俺に握手を求めてきた。
ミグ 『ああ。よろしく…。』
さすがにこの場ではフードを付けたままでは悪いと思い、外してなるべく笑顔で答える。
うまく笑えている気は…しないが。←
一同 「!!/////////」
ミグ 『…。やっぱりお前たちははやり病にかかっているのではないのか?』
神妙な顔をして言うミグラ。
アリ 「いっいや!?そんなことないぜ!!////」
ミグ 『目線をそらされながら言われても説得力がないのだが?』
アラ 「す…。少し暑いね!ミグラ君!!///」
ミグ 『そうか?ちょうどいいぐらいだと思うが…。』
雪のように白く透き通った肌。さらりとまとめられた髪。
吸い込まれそうな瞳。まだ幼さの残る顔立ち。
男だと知っていても見とれてしまうほど繊細なほほえみ。
その場にいたものすべてがミグラ・・・いや、サリナに見とれた。一名に違和感を残して。