第6章 日差しと想い
ミグラside
予想通りってか、本心の方はすげえな。
くくっ
ルフたちが教えてくれるっていうのもあるが、俺は昔から本心を隠して生きてきた。そのおかげか相手の本心を見抜くのさえ得意になってしまった。
皮肉…だな。
自分を隠して生きてきたおかげで本心がわかるなんてな。
まあ、今はそんなことはいい。
ミグ 『俺の正体・・ねえ。シンが知ってるぜ?』
ジャ 「!?」
驚いたw←
ミグ 『昨日の夜…シンとアラジンがここにきたろ?その時に話しておいた。だが…。』
ジャ 「?なんだ…?」
ミグ 『やすやすと・・。そんな簡単に話せる過去じゃねえんだ。』
ジャ 「どういうつもりだ」
ミグ 『一つだけはっきり言えるのは』
『別にこの国に危害は加えねーよ。俺はアル・サーメンの敵。お前らとは同じ立ち位置にいる。』
ジャ 「本当だな?」
ミグ 『ああ。』
ジャ 「シンは本当に君のことを知っている…。」
ミグ 『話したぜ』
ジャ 「…。分かりました。完全に…とはいきませんが、君のことを信じましょう。」