第6章 日差しと想い
ジャーファルside
ミグラ君…か。
正直言って、彼が危険な人物とは思わない。
だが、シンが彼に対しての警戒心が薄ければ薄いほど…。
私が気を付けなければいけない。
彼に対しての警戒心を気づかれぬように…。
彼を見張る。
何かが起きる前に阻止してみせる
絶対にな。
ミグ 『なぁ…。』
ジャ 「なんでしょうか?((ニコッ」
ミグ 『その演技・・・そろそろやめねぇ?』
!?
ジャ 「何を言ってるのですか?」
ミグ 『悪いけどね、俺にはそういうの無駄だからさ。本心を隠すのは俺の得意とするものだ。おかげさまで人の本心もわかりやすいもんだぜ?』
ジャ 「ふぅ…。お前は何者だ?」
隠す必要はないな。
単刀直入に聞いてみる
ミグ 『ははっ!そっちが本心かよ…。』
ふざけているのか?
ジャ 「ふざけるな。真面目に答えろ」