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君の為に詠う

第6章 日差しと想い


ミグラside



今日はとても目覚めが良かった。

きっと…久しぶりに笑えたから…かもな。


アリババ達にはなんて話そうか…。



とりあえず、ダンジョン攻略者ってことと…アル・サーメンのことについては言った方がいいよな。

後は…性別はこのまま黙っておこう。


感づかれたくないしな。




後は…まあいっか。




何とかやり過ごそう。










俺がここに存在するうちは。



コンコンッ(ノック音)


ジャ   「ミグラ君、いいですか?」


ミグ   『ああ。』



ジャ   「失礼します。」



礼儀いいよな…ジャーファルって。



ミグ   『どうしたんだ?』



ジャ   「朝食を持ってきました。」


ミグ   『ありがとな。』



政務官ってだけあるよな。
正直、すげー…。

でも…。




ミグ   『なぁ…。』

ジャ   「なんですか?((ニコッ」



俺にはばれるんだぜ?





ミグ  『その演技・・・そろそろやめねぇ?』
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