第6章 日差しと想い
アリババside
今日は3人とも早い起床になった。
まあ、ミグラのことが気になるからな…。自然と目がさえちまった
それにしても…。
今日は朝からアラジンの様子がおかしい。
何かを隠しているような…
何だ?
俺にも言えないことなのか…?
なぁ、アラジン…。
そしてミグラだ。
アイツも何か隠している気がする
アイツとは出会ったばかりで、俺たちはアイツのことを何も知らない…はずなのに
そう、知らないはずなのに…。
アイツに…あったことがある気がするんだ
どこかで…過去に…
そして…あの人にいている気がする
もちろん、そんなことがあるはずはない
だがどこか・・・本当になんとなくだけど・・・
親父・・・バルバッド先王に似ている気がする
ハハッ…何でだろうな
それに、
カシムが死んじまったからかな
ずっと…あの夜にあった子が頭から離れなくなっちまった。
確か名前は…サリナ。
あの一回しかあったことはなかった。でも、なぜか忘れられない。
あんな事件もあったし、無事かどうかなんてわからない。元気にしてる…といいけど、なんて。
アリ 「とっとと飯に行こうぜ!アラジン、モルジアナ!」