第3章 目覚めると…。
ジャ (西…。あの組織とは関係なさそうですね。)
ジャーファルは何か考えていたようだが、すぐに
ジャ 「では私はこの国の王と、あなたを助けた方々を連れてきます。」
ミグ 『?俺を助けてくれたのはあんたじゃないのか?』
てっきりそうだと思ってたんだが…。
ジャ 「いえ。それでは、私が戻ってくるまでに朝食を
とっておいてください。着替えもそちらにありますから。でわ。」
そう言って立ち去ろうとしたジャーファルに俺は
ミグ 『ああ。いろいろとありがとうな。』
と言った。
ミグ (誰かに礼を言うのは、久しぶりだったな。)
そう思いつつ、腹がすいていたので朝食をありがたくいただき、着替えは…。
めんどくさいので、しないことにした。
ミグ (どうせ…。すぐに立ち去るしな。)
けどそれは簡単に打ち下されることになる。
が、俺がそれに気付くのはまだほんのちょっと後の話。