第5章 この気持ちは一体…?
『因みに涼太もキセキの世代の一人だよ。』
ふ~ん、そうなんだ。…って
高尾
「えぇ?! ま、マジで?!」
『うん。確か、和成と試合した日は、涼太あんまり出てなかったから。』
ま、マジかよ。バスケも上手くて、それもってモデルとか…
高尾
「イケメンでバスケ上手いとか、どんなけだよ。」
そう言うとちゃんは、ふふっと笑って、『だけど、意外と子供っぽいところもあるんだよ。』と言った。
『部活以外でも、いつも犬みたいに、わんわん言っててさ。みんな本当困ってたよ。』
そう言うちゃんだけど、目は優しくて。
そんなちゃんを見て、俺の胸は何故か不快感で一杯だった。
高尾
「てか、犬みたいってww」
『あ、真太郎おはよう!』
後ろを振り返って見ると、何故か不機嫌な真ちゃんが居て首を傾げる。