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宗次郎さんのそばに

第2章 第ニ章


…………。









………………。






















ここ……どこ?






ヤバい迷った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


おかしいな……無間の間が見えてこない。
なんか……足元に骸骨が転がってるんですけどぉぉぉ!!!


落ち着け……とにかく来た道を戻るんだ。
きっと志々雄さんの部屋のそばなら護衛の人がまだ居るはずだ。
もう一度訊き直して……。
きっと時間はまだあるはずだから。
朝までに宗次郎さんの部屋に着けばいいんだから。


それにしてもこの拠点こんなに広いのぉぉぉぉ!?


来る時も感じたけど……でも……それ以上に広い!!!!!!!!!!!!!!


私は来た道を急いで戻った。


えっとさっきはここを左……ここを左……ここを右……ここを左……えーと……。


30分くらいしてようやく志々雄さんの部屋の前に辿り着いた。
息をぜぇぜぇ言わせて志々雄さんの部屋をノックする。


「志々雄さん、入ります」


「ああ」
中から志々雄さんの声が聞こえた。


私は中に入った。


志々雄さんが女性と一緒に食事を摂っていた。


「この子が坊やの連れてきた女の子?」


「宗の奴、遊ぶつもりだぜ」


「まぁ」


綺麗な女性……。


「私は駒形由美。よろしくね」


「あ……私……明治 時音と言います。よろしくお願いします」


護衛の人が居ないな……。


……?


志々雄さんの座っている場所の近くに……扉が……。


「志々雄さん……その扉、開けさせていただいても構いませんか?」


「ん?ああ。構わないぜ」


私は志々雄さんの座っている場所の近くの扉を開けてみた。


ガタッ……。


この……音……。


気のせいかもだけど、さっき宗次郎さんが居なくなった時の……?


……暗い道が扉から続いてる……。


私は吸い込まれるように道へ足を踏み入れ、歩き出した。


「ほぅ……」
志々雄さんが感心したような声を上げた。


私は気が付くと道を全力で走っていた。


きっとこの道を宗次郎さんは通った。


そんな気がしてならない。


眠気に襲われる前に、なんとしても宗次郎さんの部屋に辿り着いてみせる!!!!!!!!!!!
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