第13章 Class8.三宅君の秘密の計画( ̄b ̄)の巻
「その代わり25日は二人きりだよ。」
「え?」
「ね。」
「はい…」
ももこは顔を上げることができない。
そんな姿を見て博はゆっくりももこの頬に手を伸ばした。
「あ!そうだ!」
突然何かを思い出し顔を上げたももこ。博は触れようとしていた手を慌てて引っ込めた。
「あの、センパイ…こんな状況であつかましいお願いなんですが…」
「何?改まって。」
「クリスマスパーティー、センパイんちでやらせてもらえないでしょうか?皆実家だし、カラオケとかは見つかる危険性もあるから。」
「うち貸してほしいの?」
「はい!」
「じゃあ『お願いしますご主人様』って言ってみ。」
「はいっ!?」
「アハハハ!冗談だってば!」
「もうっ!センパイ!」
「ごめんごめん。」
日に日に博のドSっぷりが増していく。
「うち使っていいよ。」
「いいんですか?」
「今年はクリスマス土日だから外も混むだろうしね。家のほうが安上がりだから。」
「ありがとうございます!」
「その代わり、ももちゃん何か料理作って持って来てね。」
「もちろん!」
「よし、じゃあ今日はもう帰ろう。まだテスト3日残ってるし。」
「はい!パーティーに向けて頑張って勉強します!」
博はももこを家まで送り届けて別れた。