第13章 Class8.三宅君の秘密の計画( ̄b ̄)の巻
いつものカフェでランチをすることにした博とももこ。
「テストどうだった?」
「まあまあかな。センパイは?」
「まあまあかな。」
「フフっ!」
「あ、そうだ!ももちゃん24日って予定ある?」
「24日?」
「クリスマスイヴ。うち来ない?」
「あ、えと…」
「お父さんダメって言うかな?」
「お父さんは多分仕事遅いから平気なんだけど…」
「何かあるの?」
「きょうこ達とパーティーやろうってことになってて。」
「え?」
「きょうことは毎年イヴは一緒に過ごすって約束だったから、断れなくて。」
「でも、きょうこちゃんも三宅くんと付き合ってるんじゃ?」
「だから皆でやろうって。センパイも誘ってって言われたんですけど、ダメですか?」
「いや、ダメじゃないけど……やっぱ初めてのイヴは二人きりがよかったな。」
「そうですよね。じゃあ、やっぱり断って…」
「うそうそ!言ってみただけ。もちろんいいよ!」
博はそう言ってももこに笑顔を向けた。
「ありがとうございます。」
「二人で過ごしたいってのは本当だけどね。ちょっとももちゃんの困った顔が見てみたくて。」
「センパイっ!」
「ハハハハッ!」
「でも、あたしもセンパイと二人がよかったです…」ちょっと恥ずかしそうに俯くももこを見て、博は理性の糸が切れそうになった。