第13章 Class8.三宅君の秘密の計画( ̄b ̄)の巻
「ケンケンってさ、経験あるのかな?」
「あるんじゃない?中学の時も彼女いたって言うし、1年の時の健チャン達のことなんてあたし達何も知らないでしょ?」
「そうだよね~。」
「オレなら経験豊富だからリードしてやれるぞ、ももこ。」
タイミング良く教室に戻って来て話を聞いていた剛が、ニヤニヤしながら言った。
「ヤだ。性病になりたくないもん。」
「オイ!ひでぇな!冗談だよ!そんなヤってねぇし!」
「ふぅ~ん。」
剛を軽蔑の眼差しで見つめるももこ。
「本当だって!それよか変態副会長のがもっとヤってるゼ。変態だから。」
「センパイに限ってそんなこと絶対ないもん!ごおちゃんのバーカ!」
ももこは怒って教室を出て行った。
そして期末テスト初日、朝から元気な健がももこの元にスキップでやって来た。
「ももちももち!温泉行ってくれるって!」
「ホント!?良かったね~!」
「でも…そのためには今回のテストで学年30番以内に入んなきゃいけないんだ…」
「そんなの無理じゃん。」
「やってみなきゃわかんないじゃん!」
「さすがポジティブ健チャン。」
「昨日死ぬ気で勉強したんだ!」
「1日でできるようになるもんじゃないけどね。」
「よっしゃ!やってやるぞ~!」
健はももこの言葉も聞かずやる気満々だ。