第13章 Class8.三宅君の秘密の計画( ̄b ̄)の巻
期末テスト一週間前。
ももこは博の家で数学を教わっていた。
「ここにさっきの公式を当てはめて。そう!ほらできた!」
「やった~!」
「やればできるじゃん!」
「センパイのおかげです!」
「ちょっと休憩しようか?」
「はい!」
博はももこが買って来てくれたスイーツの箱を嬉しそうに開けた。
「博センパイが好きって言ってた駅前のプリンですよ。」
「わぁ。ありがとう!」
博は満面の笑みを浮かべた。
プリンを食べ終えのんびりしていると、博がそっとももこの肩を抱く。
ーキスだー
ももこは悟った。
そして予想通りのキスを受け入れる。
甘いプリンの味。
いつもよりもずっと長くて、思わず震えるももこ。
それに気づいた博が慌ててももこの頭をポンポンした。
「大丈夫。そんなに恐がらなくても、この先はまだしないから。」
ーこっこの先!?ー
「さて、勉強の続きやろうか。」
その後の勉強がももこの頭に全く入らなかったのは言うまでもない。