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High School

第11章 Class7.V-1GP No.1男は愛する者を警護せよの巻


「あぁ。そんなこともあったような。」
「その日からずっと先輩のことが気になってて、何て名前だろうとか、何年生だろうとか。でも、岡田先輩に辿り着くのは簡単でした。学校中の有名人だったんだって知って、何とか気づいてほしくて。そんな時、花壇の前から見つけたんです。先輩がいつも窓の外眺めてるの。先輩の教室が調度私のクラスの花壇の上にあることに気づいて、ここなら先輩に見つけてもらえるかもって、だから美化委員になったんです。」
「そうだったの?」
「ファンクラブに入ったのも、少しでも先輩の目に留まりたかったから。」
「そっか。」
「だからあの日、花壇の前で先輩に声掛けてもらえて、ビックリしたけど凄く嬉しくて…」
「俺、ずっと見てたから。教室の窓からはなちゃんのこと。」
「私は、先輩の顔を好きになったわけじゃありません。もちろん顔も好きですけど。先輩は優しくて、ステキな人だから。大好きです。」
「俺も、はなちゃんが好きだよ。何かされたらすぐ俺に言うんだよ。俺が必ず守るから。」
准一ははなの手を取り、優しく微笑んだ。
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