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High School

第11章 Class7.V-1GP No.1男は愛する者を警護せよの巻


「やめなよ。そういうの。」
「あなたに関係ないでしょ!」
「誰を好きになろうと准くんの勝手じゃない!」
ももこの手を振り払い、エリカが教室を出て行く。
「あのコ大丈夫かなぁ?大変なことにならなきゃいいけど。」
きょうこは窓の下の2人を心配そうに見つめた。
「いくらエリカでも本当にあのコに何かしたりしないでしょ。」
「ももち知らないの?エリカの本性。」
「何それ?」
「岡田くんのことで噂になったり抜け駆けした女子は、学校辞めさせられるって話。」
「何でエリカがそんなことできんの!?」
「ももち何も知らないんだね。エリカの母親PTAの会長なんだよ。しかも父親はデカイ会社の社長で、この学園に寄付金も出してるんだとか。だから学園側はあそこの一家には頭上がらないらしいよ。」
「はぁ~。だからエリカが辞めさせろって言えば言う通りにするしかないってことね。」
「そゆこと。」
「たいした学園だ。」
「学園長はそういうことする人じゃないと思うからただの噂だって信じたいけど、教頭がね…」
「でも、じゃあ何であたしは何もされなかったんだろ?」
「ももちは井ノ原組と仲良いから。」
「へ?」
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