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High School

第11章 Class7.V-1GP No.1男は愛する者を警護せよの巻


「別にいいよ~。センパイはそんなことで怒んないも~ん。てか自分だって松岡センパイの名前書いてたくせに。」
「なっ!」
その言葉で健が今にも泣きそうな顔をしている。
「た、確かに最初は書いたけど、ちゃんと消して健チャンの名前書いたもん!てか何でももちがそんなこと知ってるの!?」
「見たもん!」
健が膨れっ面できょうこを見ている。
「ホントにちゃんと健チャンに入れたよ!」
「でも先に書いたのはアイツの名前だろ!」
「別に松岡先輩のが好きとかじゃなくて、キレイと思う顔は人それぞれだもん、自由じゃない!」
「開き直んなよ!」
怒って走り出した健。
「健チャン!」
きょうこがそれを追いかける。
「これでアイツらも破局かな。」
剛がニンマリして呟いた。

教室に戻るともう仲直りしてイチャイチャしている健ときょうこの姿。
それを見て剛が舌打ちする。
「ちぇっ!」

代わりに机に突っ伏して不機嫌になっているのは快彦。
「どしたの?イノッチ。」
「俺入ってなかった。」
「あ~、ランキング?」
「いいじゃん!ゆきちゃんにだけ愛されれば。」
「だって井ノ原くんビジュアル的におれ達に勝てないもん!」
「そんなことは百も承知だコノヤロ~!」
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