第9章 Class6.坂本先生激怒!イノッチ大ハシャギの修学旅行の巻
その頃健ときょうこは雑貨屋にいた。
健がマフラーを買いたいと言い始めたからだ。
「これは~?健チャンに似合うと思うよ!」
「長~いやつがいいんだよね。」
「これも長めだよ。」
「もっともっと、長~いやつ。」
「う~ん。」
夜旅館に到着した一行は、夕食後それぞれの部屋で過ごしたり温泉を満喫したりしていた。
そして就寝時間。
もちろん大人しく寝るメンバーではない。
こっそり女子の部屋に忍び込む快彦・剛・健。
それを止めつつ結局ついて来ちゃった准一。
「きょうちゃん来たよ~!一緒に寝よ~♪」
「健チャン♪」
「そうはさせるか!」
剛が間に入って布団に飛び込む。
「ごおちゃん痛いよ~!」
「イノッチはゆきちゃんとこじゃないの?」
「追い出されちった!」
追い出されたのに何故か嬉しそうな快彦。
「UNOやろ~ゼUNO!」
「ベタだね。」
「ほら、准くんもこっち来て!」
「見つかっても知らね~からな。」
と文句を言いつつも輪に加わる准一。
ゲラゲラギャーギャー騒いでいると、それを嗅ぎ付けた坂本先生が見回りにやって来る。
「うるせぇぞ!」
そう言って勢いよくドアを開ける坂本先生。
絶体絶命の大ピンチ!