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High School

第7章 Class5.ごーくんのライバルは誰!?の巻


ももこは急いでサッカー部の部室まで剛のタオルを取って戻って来た。
「はい、ごおちゃん。」
「サンキュー!」
周りの剛ファンの視線が痛いももこ。

「ももこ?」
その時、聞き覚えのある懐かしい声がももこの名前を呼ぶ。
「ともやん!」
「オマエ、ブイ学だったんだ?」
「ともやんもトキ高だったんだね。サッカー続けてたんだ。」
「ももこはサッカー部のマネージャー?」
「ううん…」
「コイツはオレの彼女。」
「違います!」
「つーかオマエ長瀬と知り合いだったのか?」
「幼なじみ。ごおちゃんこそともやんと知り合い?」
「試合でよく顔合わすから。」
ブイ学とトキ高は都内の高校でもサッカーでは1位2位を争う程のトップな高校。
剛と智也はエース同士のライバルだ。
「懐かしいな~。すっかりキレイになっちゃって。」
「会うの2年ぶりくらい?」
「そうだな。」
「ともやんとは生まれた時から家が隣同士でね、中学の途中でともやんが引っ越しちゃって、高校もバラバラになって会わなくなっちゃったの。中学に入ってからお互いあんまり話さなくなっちゃって…」
「ふぅん。」
「中学ん時は周りにいろいろ言われんのがヤでさ。でも小学校の時とかももこのこと好きだったなぁ俺。」
「『結婚しよう』とか言ってたもんね。」
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