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High School

第1章 Class1.恋人は爽やか副会長!?の巻


そこへ坂本先生が登場。
「ホームルーム始めっぞー!席着けー!」
早速出席をとる坂本先生。

そして今日も返事のない問題児が一人。
「森田剛!」
「…」
「剛ー!剛はー?アイツまた遅刻か!?」
その時、剛がダルそうに教室に入って来た。
「オマエまた遅刻か!いい加減にしろよ!少しくらい走って来い!サッカー部だろ?」
「走ったもん!」
反抗しながら席に着く剛をクスクス笑うももこと快彦。
「笑ってんじゃねーよ!おめぇーがチャリンコ乗るからだろ!」
「剛!うるせーぞ!」



1時間目は数学。
HRからそのまま授業を始める坂本先生。

早速居眠りする剛の頭に快彦は後ろからシャーペンの芯をぶっ刺す。
「いってぇー!!」
大声をあげて起き上がる剛。
坂本先生が振り返って剛を睨む。
「オマエ、本当いい加減にしろよ!」
「違いますよ!今のはぁ~井ノ原くんがぁ!」
「居眠りしてるからそうなるんだろ?」
必死で笑いをこらえるももこと快彦。
「よし!じゃあももこ、前出てこの問題解け!」
「えっ!何であたしっ!?」
「オマエ今笑ってただろ!ほら!」
ももこ渋々黒板の前へ出てしばらく考え込む。
「わかんない。」
「聞いてないからだろうが!ももこと剛、今日居残りな!」
「えぇー!今日は合奏があるんです!あたしパートリーダーだから出ないとっ!」
「じゃあ明日でいい。」
膨れっ面で席に戻るももこを指差して笑う快彦。
「井ノ原ー、オマエも残るかー?」
「スイマセン…」
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