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High School

第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻


健がラジカセの再生ボタンを押して3人のダンスがスタート。
もう広場は人だかりができて女子達がキャーキャー言っている。
この3人が揃えば最強だ。

准一はその中にはなの姿を見つけた。

一通り踊り終わるとエリカが准一の元へ駆け寄る。
「准様!ステキでした!これお水です。どうぞ。」
エリカに渡された水を飲みながら准一はいつも思う。
―うぜぇなぁ―
准一はチラリとはなに目をやる。目が合うとマズイとばかりにすぐさま目を反らすはな。

剛や健にもファンクラブまではないが、お目当ての女子達が群がっている。
健はいつもそんな女子達に笑顔で応える。その度きょうこは嫉妬する。
剛も准一同様、群がってくる女子達が多少ウザく感じつつもモテることが悪い気はしないのでいつも照れ笑いだけしてみせる。

夕日も沈みきった頃、部活を終えたももこと、一緒だったちえがたまたま広場を通った。
「ももこ!」
駆け寄る剛をももこの隣で見ていたちえが赤い顔をしている。
「もう終わるから待ってろよ!一緒に帰ろうゼ!」
「いい。」
ももこはそう言うとそそくさと帰ってしまった。
そんなももこの代わりとばかりにちえが剛にペコッとお辞儀して駆け足でももこの後を追った。
「んだよ~…」
剛は膨れて頭を掻いた。
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