第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻
「今日放課後、やるからな!」
「振り覚えて来た?」
昼休みに剛と健が准一の席へ来て言った。
「うん、わかった。」
それを聞いた女子は顔をパァっと明るくする。
剛、健、准一の3人は、よく昼休みや放課後に自分達の教室のある3階の階段近くの広場のようなところで踊っている。
その度毎回女子が見学に来てはキャーキャー言っている。
「あたし見に行っていい?」
きょうこが嬉しそうに健に聞く。
「もちろん!」
「ももこも来たかったら来てもいいぞ。」
「あたし部活だから。」
剛はあっさりももこに断られている。
放課後、ラジカセ片手に3人はいつもの場所へと向かう。
そこへちゃっかりついて来る快彦。
「さて~、やるかぁ~!」
「おめ呼んでねーよっ!」
「まぁいいじゃんいいじゃん!4人のほうが楽しいじゃん!」
「3人でいいよ。」
「わかった。岡田、じゃあオマエ抜けろ!」
「なんでだよ!」
「井ノ原くんはビジュアル的に入れないんだって!」
「ふざけんなよ!」
そこへゆきが登場。遠くから快彦を呼んでいる。
「ヨシ~!帰るよ~!」
「はぁ~い」
素直に従う快彦。
「じゃあね~!」
「彼女の言うことはすぐ聞くのかよ!」
快彦は陽気にゆきと帰って行った。