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High School

第2章 Class2.memoly


「大丈夫?」
「長野センパイ…あたし…」
「途中で倒れちゃったんだ。覚えてる?」
「あ、ごめんなさい。迷惑かけちゃって…」
「いいんだよ。俺のほうこそ、気づいてあげられなくてごめん。」
「あたしのせいで失格になっちゃいましたね。」
「そんなこと気にしなくていいんだって!」
「すいません…」
「言ってくれればよかったのに。」
「え?」
「俺だって生徒会役員だよ。相談してくれれば…俺じゃあ頼りにならない?」
「いえ、そんなことは!」
「決めた。」
「はい?」
「俺がももちゃんを守る。」
「は?え?えと…」
「ももちゃんのことが好きだ。」
「はぁ……え!?」
「俺の彼女になってくれないかな?」



次の日。
明日から夏休みのため今日は終業式。
ももこは学校に遅刻して来た。

「ももちゃん大丈夫!?」
「もう大丈夫。心配かけてごめんね。」
「お祓い行ってきたほうがいいんじゃない?」
「今朝行ってきた。」
ボ~っと窓の外を眺めるももこ。
「でもやっぱ様子変じゃね?」
「お祓い効果なかったのかなぁ?」

―昨日は具合も悪かったし突然の出来事だったから返事できなかったけど、きちんと考えて返事しなきゃ。明日から夏休みだし―
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