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High School

第21章 Class12.それぞれの夜★の巻


「じゃあ、ちえと付き合うことになったの!?」
「あぁ。」
「よかったぁ~!めっちゃ嬉しい!」
「うるせぇなぁ。そんなことでいちいち騒ぐなよ!」
翌日剛から話を聞いたももこは大喜びだった。
「でも一晩中連絡待ってたなんて、ごおちゃん可愛いね!」
「別に待ってね~よ!」
「照れなくていいって~!誕生日お祝いしてもらいなよ!」

周りにはいつものメンバーが取り囲んで剛をからかっていたが、きょうこだけはボ~っとしている。
「トイレ行ってくる。」
「あ、あたしも!」
さやかにももこが続く。
「きょうこちゃんは?」
「あ、じゃああたしも行く。」
「出たよ女子の連れション!」
快彦の言葉を無視して、トイレに向かう3人。

「きょうこなんか今日肌ツルツル!」
そう言ってきょうこの頬に触れるももこ。
「もしかしてきょうこちゃんっ!」
さやかが突然大声を出す。
「なっ何?」
「健くんと…」
その言葉で真っ赤になるきょうこ。
「え?何?」
「そっか。やっとか。」
「もしかして…しっしたの?」
「そういうこと聞かないでよ!」
「そっかぁ~!」
「おめでとう!」
「どうだった?」
「ももちだって教えてくれなかったんだから、あたしだって言わない!」
きょうこはそう言うと、顔を赤くしたままトイレまで走った。
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