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High School

第21章 Class12.それぞれの夜★の巻


その頃ももこも博の部屋に来てチョコを渡していた。
「お口に合うかどうか。」
「ももちゃんが作ってくれたならどんなんだっていいよ。」
博はチョコを口に入れてベットにゴロンと寝転がった。
「バイト疲れた?」
「ちょっとね。」
眠そうに目を閉じる博を見て少し寂しそうにするももこ。
そんな姿に気づいた博がももこに手を差し伸べる。
「おいで。」
優しく言われももこは博の横に寝た。
博に優しくキスされる。
「甘い。」
「チョコ味のキス。」
笑い合う二人。
「博センパイ。」
「またセンパイ付いてる。」
「だって…」
「ベットの中では『ひろしくん』て呼ぶくせに。」
「もうっ!」
「ハハハッ!」
笑った後博は少し真剣な顔をしてももこに覆い被さる。
「じゃあこれからまた『ひろしくん』て呼んでもらおうか。」
そう言って激しく唇を重ねる。
「チョコより甘いお返し。」
―なんでセンパイはこんな恥ずかしいセリフさらっと言えちゃうんだろう―
博の甘いキスと温かい掌に意識朦朧としながら、ももこはそんなことを考えていた。
「何考えてんの?」
「別に…」
「今は俺のことだけ考えて。」
「考えてるよ。」
「ももこ、愛してる。」
―あ、また―
何度抱かれても博の甘い言葉にドキッとさせられてしまうももこだった。
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