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High School

第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻


クリスマスパーティーで集まったメンバーがももこの家に集まる。

カウントダウンも盛り上がり、明け方に初日の出を見に行くことにした。

「寒いから風邪引かないように暖かくして行きなさい。」
ももこの父は少し不機嫌そうだ。
そして出かけようとするももこを呼び止める。
「あの中の誰と付き合ってる?」
ももこにヒソヒソ声で尋ねる父。
「はっ!?」
「あの怖そうな男の子だけはやめておきなさい。」
それだけで誰のことを言っているかすぐにわかる。
「付き合ってないし。」
ももこは父をかわすと急いで家を出た。
「どうした?」
ももこが出て来るのが遅かったので思わず尋ねる剛。
「お父さん怒ってた?」
博も心配そう。
「ごおちゃんと付き合うのだけはやめなさいって。」
そう剛に言い放つとスタスタと歩き始めるももこ。
「へ?」
剛はキョトンとしてその後を追った。

まだ暗くて寒い外を歩きながら、一行は近くの高台に向かった。
そこで朝日を待つ。
「寒ぃ~!」
「ももちゃん寒くない?」
「平気。」
「きょうちゃん寒くない?」
健が博のマネをしてきょうこに聞く。
「寒い。」
「じゃあおれがあっためてあげる♪」
健がギュッときょうこに抱きつく。
「ちょっとやめてよ!皆の前で!」
案の定きょうこに怒られる健。

そうこうしているうちに朝日が昇り始め、この年最初の朝が来た。
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