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High School

第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻


朝日を見終えた一行はそのまま初詣に行くことにした。

近くの神社に着くとおみくじや御賽銭などお決まりのコースをまわる。
「ケンケンのお願い事当ててあげる!『早くきょうこと結ばれますように』でしょ?」
ももこがニヤリとして健に尋ねる。
「ちっ違うよぉ!きょうちゃんのことはお願いしたけど。」
「ほらやっぱり~!」
「違うって!」
そんなやりとりの中、まだ手を合わせている者が一人。
「さやか、そんなに真剣に何お願いしてるの?」
「ヒミツ。」
「『彼氏ができますように』だよ。」
快彦がからかう。
「あんなに真剣に頼むほど欲しいのかぁ~。」
すると突然パンパンと手を叩き大声で願い事を唱える声が。
「一度でいいのでももことエッチさせてくださいっ!」
「ごおちゃんっ!もう信じらんない!絶交だから!」
隣では博が苦笑い。
「新年早々バカだなオマエ。」

「おしるこ食べよ~!」
「俺甘酒~!」
「おでんがいいな~!」
並んでいる出店で腹ごしらえをし、現地解散となった。

博はももこを家まで送る。
「俺、一旦家に帰ったら実家帰るんだ。2~3泊してくる。」
「そっか。ゆっくりしてきてね!」
「戻ったらデートしようね。」
「うん!」
「じゃあ落ち着いたら電話する。」
二人は手を振り家の前で別れた。
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