第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻
「でね、昨日帰ってお父さんに聞いてみたの。年末年始はお父さんも休みだし、また外泊するのは心配みたいで、うちでやるならいいよって。」
「じゃあ、ももちゃんち行っていいの?」
「その代わりお父さんいるけどね。」
「あたし達は全然いいけど、センパイ気まずいんじゃない?」
「男子いっぱいいるし、平気だよ。」
「お父さん先輩と付き合ってること知ってるの?」
「言わないよ!めんどくさいもん。」
「だよね~。男手一つで育ててるから、余計心配だろうな。」
「2人共黙っててよ~。」
「はいはい。」
「さぁて、年越し用の服買うかぁ!」
「まだ買うの?」
その後クリスマスパーティーの時に集まったメンバーに年越しパーティーの連絡をした3人。
ももこの父親に会うことになってしまった博が焦ったのは言うまでもない。
今まで何度もももこを家まで送っているが、父親に遭遇したことはまだなかった。
ーちゃんと挨拶したほうがいいかなぁー
博はできれば逃げ出したい気分だった。
そしてあっという間に大晦日が来た。