第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻
「ごめんなさい。」
「てか、俺のほうこそごめん。ももちゃんが震えてるのわかってたのに、抑えきれなかった。」
「センパイ…」
「でも、俺ももちゃんが大丈夫になるまで待つ!ちゃんと理性保つから。だからそんな顔しないで。」
博はももこの頬に指で軽く触れる。
「ゆっくり進もう。」
博が優しく微笑む。
「はい。ありがとうございます。」
タイミング良く頼んだ料理が届く。
「食べよっか。」
「はい!」
それから2人はいつも通り楽しく話しながら冬休みの予定なんかを決めた。
「よかったね、わかってくれて。」
冬休み初日、ももこは買い物の約束をしていたきょうことさやかにきちんと気持ちを伝えたことを報告した。
「まぁあとはなるようになるって!」
「この調子だときょうこのほうが先かもな。」
「頑張ってね、温泉。」
「う~ん…」
きょうこの不安も解けないままだ。
「ねぇねぇそれよりさ、年越しどうする?」
「あぁ、それさ、昨日センパイとも話してたんだけど、また皆で集まろうかって。」
「あたしもそう思ってた!」
「でもどこでやる?」
「センパイはまたセンパイんちでいいって言ってくれてるんだけどね、そんな毎回毎回申し訳ないじゃない?」
「そうだね~…」