第1章 運命の出会い
しばらく歩いてると保健室の前についた
とりあえず…お礼言ったほうがいいよね?
にしても来るとき、周りの視線が痛かったなぁ
女に飢えてるのかな?
歩いてる途中、何人か女の子がいたような
気がするんだけど…
『牧先生、案内してくれてありがとうございます!』
「あぁ…じゃ俺はクラスに戻るよ
生徒たちが待ってるからな」
牧先生は来た道と反対方向に帰っていった
もしかして遠回りだったのかな?
だとしたら悪いことしたなぁ
少し彼を見送ってから意を決して中に入る
中に入ると一人の男子生徒が寝ていた
もしかして熱かな?体温、測らないとダメだね
なるべく驚かせないようゆっくり近づき体を揺らす
『ちょっと…起きて?
熱を測りたいんだけど』
「…スー、スー」
…彼は眠っているようだった
緊張で震える手をグッと堪えおでこを触るが
熱くもない
サボっているのかな?
にしても寝顔綺麗だなぁ
ネクタイの色からして2年生かな?
って仕事に集中しないと!
寝てるところを起こしちゃダメだよね
あたしは彼が起きるまで仕事をすることにした