• テキストサイズ

男子校に花

第1章 運命の出会い


入学式が終わり生徒は各教室に向かう
あたしも保健室に行こうとしたが場所がわからない
どうしようと迷っていると若い先生を発見した
すぐさま駆け寄り声をかけた


『あの!すいません』
「はい?」
『えっと…保健室はどこでしょうか?』
「あっ、先生は今日からでしたね
実は僕もわからないんですよ
あっ、でも牧先生ならわかるかな
牧先生!ちょっと」


若い先生の声に牧先生と思われる人がこちらを振り向く
うわぁ、すごく美形な先生
今まで女子校で育ったから免疫がないよ
緊張で心臓がバクバクしている


「桜坂先生、どうし…そちらの方は?」
「牧先生、彼女は先生です
今日から保健の教諭になったみたいなんですが
場所がわからないらしくて…
場所を教えてあげてくれませんか?」
「このあと何かする予定もないしいいよ
では先生、行きましょうか」
『はい!案内お願いしましゅ』


はわ、噛んじゃった…牧先生も笑ってるよ
恥ずかしくなって俯きながら歩く


「先生、ぶつかr…『ドンッ』ぶつかっちゃたね」
『うぅ…痛い』
「…先生、あまり男の前で涙を見せたらダメですよ?
涙は女の武器ですから襲われてしまいますよ
…たたでさえ、男子校で狼がたくさんいるんだから
それに先生、美人だから生徒や先生たちに
気に入られるんだろうな
あっ、ここを曲がってすぐです」


打ったところを抑え涙目になりながらもどうにか
保健室についた
うーん、途中牧先生の言葉が小さかったような?
あまり気にしないようにしながら保健室に入った

/ 8ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp