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男子校に花

第2章 危ないルームメイト


ホットココアを飲んでいると廊下から
足音が聞こえた
ルームメートになる彼がきたんだろう
そう思うとあたしの心臓はドキっと高鳴る
あたしから見た彼は今まで見てきた男性より
誰よりも美形でモテる部類に入る
それに比べてあたしは普通の容姿で
ある程度モテる
彼についてあれこれ考えていたら
部屋のドアが開いた


「先生、待たせてすいません
部屋を案内します」
『あ、ありがとう』


保険室で会った時とは別人のような彼に
あたしは驚いた
部屋に案内してもらうとネームプレートには
「202号室 芦田柊羽 」
と書いてあった
本当に…同じ部屋で暮らすのね
男性経験が少ないあたしにとっては初めての体験で
ドキドキと不安の気持ちでいっぱいだ
ふと後ろから気配を感じる


「先生、緊張してる?
俺が癒してあげようか?」
『き、緊張なんて…ってちょっ』


柊羽クンは軽々とあたしをお姫様だっこし
ベッドに下ろす
いきなりのことに頭が混乱している


『柊羽クン?えっとこの状況は…
それに一体…』
「ふっ…なんでこんなことするかって?
先生に一目惚れしたんだよ
保健室ではあんなことを言ったけど心の中では
先生でいっぱいだったってわけ
先生、美人だから誰にも取られたくなくて…
とまぁ、俺は先生が好きってことだ」
『な、何言ってるの?
あたしたちは今日初めて会ったんだよ?
なのにこんな…からかわないで』
「からかってないよ…本気なんだ
こんな気持ちになったのは久しぶりなんだ
なぁ…俺の気持ち受け止めてよ」


彼はそのまま静かにあたしの唇を奪った


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