第11章 邪魅事件発生
そして、やって来ました悪徳神主の居る秀島神社に。
この神社は、町中にある神社だ。
神社って小高い山の上にあるっていう印象なんだけど、こういう所もあるんだね。
石の鳥居をくぐると2匹の狛犬が迎えてくれる。
そしてその奥に拝殿がある。社務所は右横だ。
呼び鈴を押すとにこやかな顔をした悪徳神主さんが顔を出した。
「おや? 君達は」
悪徳神主さんの言葉に、清継君が代表で口を開いた。
「邪魅が昨晩出たので、ボク達詳しい話しを聞きたいと思いやって来ました。是非!」
「そうですか……。また出たのですか……」
悪徳神主さんは眉を顰めながらも、どうぞ、と社務所の中に入れてくれた。