第7章 補習と追試は勘弁して?!
万美
「梨沙ってさ、考えてる事とか、すぐ顔に出るよねー」
梨沙
『えぇ! 私って、そんなに分かりやすいの?!』
圭太&万美
「めちゃめちゃ分かりやすい」
そんな言葉が二つ同時に飛んできた。
光紀君は、「え、なに、このハモリよう…」と少し驚いていた。
梨沙
(考えてる事が、すぐ顔に出るって…それって…)
私はバッと顔を手で覆った。そして、考えた。
梨沙
(それって、それって…)
私が圭太の事を考えてるってのも、万美には…いや、もしかしたら圭太にもバレてるのかな?!
もし、そうだったらどうしよう?! 私が圭太を好きって事もバレてるのかな!?
両手で顔を覆い、唸る私を見た三人は思った。
圭太&万美&光紀
(そんなに勉強が嫌いなのか…)←