第1章 幼馴染み
なんだかんだ言いながらも圭太は、私が来るのを待っていてくれる。
いつもはクールだし、口も悪いけど、本当は優しいんだ。それを知っているのは私だけでいいの。
圭太の母
「あら、梨沙ちゃん。おはよう。」
梨沙
『おばさん、おはようございます!』
圭太の父
「相変わらず、元気だなぁ。」
梨沙
『おじさん! おはようございます! あ、翔汰(しょうた)もおはよう!』
翔汰
「…はよ。」
圭太に付いていき下に降りると、おじさん、おばさん、翔汰が居た。
みんなは、私がいつもベランダを伝って圭太の部屋に来ているのを知ってる。
最初は危ないからって止められちゃってたけど、あまりにも私が言う事を聞かないから、みんな諦めちゃった。