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両片想い

第5章 俺も一緒に!!


ー梨沙sideー

梨沙
『おはよーございまーす!』

圭太
「…うす。」

亜由河先輩
「うす! 来たか。ん? 町田、そこにいる少年は…?」

亜由河先輩は何時ものように挨拶をした後、真樹斗の存在に気付いた。

梨沙
『この子は空手部の入部希望者なんです。朝練、見に来たそうだったんで。』

亜由河先輩
「そうかそうか! それは感心だなぁ。じゃあ少年よ。今日は存分に見学していってくれ!」

亜由河先輩がそう言うと、呆気に押されたのか少し遅れて真樹斗は「は、はい!」と返事をした。


真樹斗
「あの先輩が亜由河先輩?」

梨沙
『うん、そうだよ。』

真樹斗
「なんと言うか…その、色々と凄いな。」

梨沙
『確かにね。あ、そこ座ってていいよ。』

真樹斗
「え、梨沙姉は…」

梨沙
『マネージャーって言っても仕事はたくさんあるよ。』

そう言うと真樹斗は「そっか…」と言って少ししょんぼりした顔になった。

梨沙
(何か真樹斗って、大きな犬みたい。)

内心そう思いながらも、真樹斗には言わないでおこうと思い、仕事に取りかかった。
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