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両片想い

第5章 俺も一緒に!!


梨沙
『よし、明日からも絶対入るもんね!』

何の意地なんだ? ってちょっと自分でも思ったけど、まぁ良いや。と流して圭太の部屋に向かった。

梨沙
『行って来まーす!』

圭太
「行って来ます。」

私達はいつも通り圭太の家から出て学校に向かおうとしたんだけど…そこには意外な人物がいた。

真樹斗
「あ、あれ? 何で黒兄の家から?」

梨沙
『え、真樹斗?!』

圭太
「はぁ…」

真樹斗は、今まさに私の家のチャイムを鳴らそうとしていたところらしく、私が圭太の家から出て来て固まっていた。

梨沙
『ま、真樹斗、こんな朝早くからどうしたの?』

そう言うと、真樹斗はハッと我に返ったように私達を見つめてこう言った。

真樹斗
「お、俺も一緒に行く!」

梨沙
『え?』

圭太
「はぁ?」

私と圭太は顔を見合わせた。

梨沙
(一緒に行くって、朝練の事…だよね? まさか…真樹斗がそこまで空手部に入りたかったんだなんて…)

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