第5章 俺も一緒に!!
ー梨沙sideー
「…お前さぁ、分かってていつもこんな事してんの?」
「はぁ…だから、ここは男のベッドだって事。意味分かる?」
「無防備に男のベッドに潜り込むな。分かったか?」
どうしよう、どうしよう、どうしよう…!
さっき圭太から言われた言葉が何度も頭の中でリピートされる。
梨沙
(と言う事は、圭太はちゃんと私の事を女として見てくれてるって事…?)
今までそんな事を言われた事がなかった私は、圭太の言葉にかなり動揺した。
おまけに顔が赤いこともバレてしまい、変な態度をとって部屋に戻って来てしまった。
梨沙
『どうしよう…絶対変だと思われたよね…』
はぁ、と肩を落とす私。
だけど、圭太があぁいう事を言うって事は、少しだけ私にも希望があるって事だよね。