第5章 俺も一緒に!!
梨沙
『え…それって…』
圭太
「無防備に男のベッドに潜り込むな。分かったか?」
梨沙
『う、うん…分かった…』
少し分からせてやろうと思って言った言葉なのに、何故か顔が赤い梨沙。
どうしたんだ?
圭太
「おい、顔赤いけど大丈夫か?」
梨沙
『ふぇ?! だ、大ジョウブだよ?!』
圭太
「はぁ? ほんとに大丈夫かよ。」
いきなり可笑しくなった梨沙を前に、ほんとに大丈夫か…? と、再度思った。
圭太
「…俺、今から着替えるんだけど。」
梨沙
『え!? あ、そ、そうだよね! わ、分かった! じゃあ5分後にまた来るね!』
そう言うと梨沙は慌てて窓から自分の部屋に戻った。
圭太
「なんだ? アイツ、変なの。」
そう思いながら、俺は着替えに取り掛かった。