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両片想い
第4章 お向かいさん。
梨沙
『でも、それでも真樹斗が入りたい! って言うなら、歓迎するよ!』
真樹斗
「! ほんとに? 俺、入って良いのか…?」
梨沙
『もちろんだよ!』
真樹斗
「梨沙姉…! ありがとう!』
そう言って真樹斗は私に抱きついてきた。
梨沙
(そんなに空手部に入りたかったのかな?)
梨沙
『アハハッどういたしまして!』
そう言って真樹斗の頭を撫で回していたら、萌依が『げっ?!』と、また変な悲鳴を上げた。
梨沙
『萌依? どうした……え?』
圭太
「これ…忘れもん。」
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