第4章 お向かいさん。
ー梨沙sideー
圭太が扉を開けると、そこには真樹斗が居た。
真樹斗は私を見るなり、驚きの表情見せ、何故私が圭太の家に居るのか聞いてきた。
真樹斗は良く遊ぶ仲ではあったけど、それは外が多かった。
遊び終わった後は、真樹斗を家まで送ってから圭太と帰っていた。
私の家が圭太の隣だと教えると、真樹斗は、只でさえ大きな瞳をより大きくし、びっくりしていた。
そんなにびっくりする事なのかな? と疑問に思っていると真樹斗から、これから私の家に遊びに来ても良いか? と聞かれた。
梨沙
『別に良いけど、私部活入ってるから、あんまり家に居ないよ?』
と伝えると、何故か落ち込む真樹斗。
どうしたんだろう? と思っていると、真樹斗が「何部に入ってるの?」と少し食い気味に聞いてきた。