第3章 真樹斗の存在
梨沙
『今日どうする~?』
圭太
「どうする~? って…何かすんの?』
梨沙
『ん~…圭太の部屋で漫画読む!』
圭太
「はぁ…別に、良いけど」
あ…この言葉、あの頃に圭太から聞いた言葉に似てる…
梨沙
『やったね!』
圭太
「何がそんなに嬉しいんだか…」
そう言って圭太は微笑んだ。
?
「梨沙姉? 黒兄…?」
梨沙
『え…?』
圭太
「…?」
梨沙姉? 黒兄?
この呼び方…まさか…
梨沙
『真樹斗!?』
真樹斗
「あー! やっぱ梨沙姉じゃん! 久しぶり!」
梨沙
『久しぶり! こんな所でどうしたの?』
真樹斗
「俺、また戻って来たんだ!」
梨沙
『え! そうなの? じゃあ…』
真樹斗
「俺も、今日から夏目高校に通うんだ!」