第4章 入学式と魔法の鏡
「学校の寮って大きいんだね」
「生徒数半端ないからね…留年している人もいるし」
僕は今…クラスメイトと一緒に荷物を寮に運び入れている
古くからある魔法学校なだけあって和室と洋室が複合したような2人部屋が並んでいる寮で
卒業までの3年間は同じ部屋を使用する事になっている
留年した人たちはだんだんと寮の隅の部屋に移動するらしい
ルームメイトは様々なクラスの生徒を混ぜて決まる
僕は寮長さんから貰ったルームキーを受け取ると入り口すぐ近くの部屋に入っていく
まだルームメイトは来ていないようだ
残念と思いつつ部屋を片付けながら時間を潰していった