第4章 入学式と魔法の鏡
都立鏡城高校には講堂に大きな鏡がある事で有名な学校だ
それとかなり昔に生徒が一人学校の中で行方不明になったって噂も聞く
全寮制としても有名で
この学校を卒業した生徒の大半は同じ地域にある国立鏡城大学に入学して様々な方面の重役として成長するらしい
私はあまりそう言うのには興味が無い
この先安定の収入が卒業後貰えればいいのだから公務員目指そうかな
私はそう思いつつ入学式のあいさつを行う
その時
「マホウが当たり前にある世界
魔法が全くないセカイ
その二つの世界が再び交わる時
今迄に見た事のない奇跡が起きる」
…という声が聞こえた気がした
周りを少し見渡しても誰もしゃべっている様子が無い
というか頭に声が響く感じがした
目の前にいた校長先生がいぶかしげな顔で私の方を見たので落ち着きを取り戻し…
さっさと自席に戻った