• テキストサイズ

Thunder Volt Princess

第2章 波乱万丈な日々


クエスト内容はモンスター討伐に加えてアイテム入手。

時折村を荒らしにきて、何人か怪我したらしい。だから討伐。

だけどそのモンスターがかなり危ないらしいから高報酬なんだって。

ナ「よっしゃぁあ!!燃えてきたぁ!!」

まずはモンスターがどこにいるか探さないとね。

私は捜索用の魔具のナイフを出した。

「エルザ、モンスターの情報は?」

エ「ああ。ヤツはこの先の山の山奥に巣を作っていて、巨大な角と牙があるそうだ。その角と牙からは良い武器が作れるのだとか」

で、それをとってこいってわけね。

「じゃあ、ナイフに情報を入れるから少し待って」

スゥゥゥゥ…。

『我等を導きし刃よ、我が魔力を用いて角と牙を以て民を苦しめし獣の在処を示せ』

すると、ナイフが光を帯びて浮かび上がり、切っ先をある一点に向けると飛んでいった。

「こっちだ。来て!!」

私達はナイフを追って走り出した。

雑魚が向かってきたけど、私とエルザとナツとグレイとウェンディが蹴散らしていくから余裕…って。

「ルーシィィィ……?」

私は走りながらルーシィを睨みつけた。

ル「あは、あたしは…」

ルーシィは曖昧に言葉を濁らせる。

全く。

もう少しで頂上につく頃かな。

空気も薄くなってきてるし。

ル「はぁ…はぁ…息苦しくなってきたわね…」

「もうすぐ山頂ってところでしょう」

グ「おい」

エ「あれがそうか?」

グレイとエルザの声に目を上げると、岩穴があり、その奥に大きなモンスターが横たわっていた。

その周りを私のナイフが光の尾を引きながらくるくると回っている。

「間違いないよ。あれが私達の標的だ!」
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp