第2章 いじめ
運悪く保健室には先生がいらっしゃらず、櫻井先輩が私をベットに寝かしてくれました。
翔「笹原さん…えっと…桜子ちゃんって呼んでもいいかな、」
『はい…』
私この状況を飲み込めてません(;>_<;)
翔「……くれなかったの…」
『あ…ごめんなさい、聞えな…』
翔「どうして相談してくれなかったの!?」
『え?』
翔「俺、そんなに頼りない?」
『でも…私櫻井先輩に迷惑…』
翔「そんなことないよ…教科書拾ってあげたときの桜子ちゃんの笑顔、すげぇ可愛くて、なんかほっとけないなとか思っちゃって…」
『ほんと…ですか?』
翔「うん、だからこれからは友達になろ、なってくれる?」
『友達…に…』
そりゃ…そうですよね、好きなんて…
えっ好き?私…櫻井先輩のこと…好きなの?
そっか、私、好きになっちゃったんだ、櫻井先輩のこと。