第2章 〜始まり〜
『うっ…まだちょっと口にあの物体の風味が強く残ってる…』
高「キツイよぉ…」
私も和成も顔が真っ青。だってこりゃきついもん。
黒「ユウカさん、高尾君、大丈夫ですか?」
高「く、黒子ー!しんぱいしてくれるのか!」
黒「いえ。高尾君には表面上だけで」
高「真っ黒子か!もういいよ!俺真ちゃんの所に行くから!!」
和成、泣きながら真ちゃんのとこ行った。ドンマイ。
『うぅ…黒子君…ぎもぢわるい…』
いや、うん。今にも吐きそう。
黒「あの、ユウカさん。僕達、なんだかんだで付き合い長くする予定ですし、お互い名前で呼び合いましょうよ」
そういった黒…テツヤは頬っぺたをぷくぅっ軽く膨らませてなんだか拗ねていた。
ぐぅかわ。えっ使い方合ってるよね
ていうか長くする予定ってなんなん。
テツヤとは、実は私も帝光中で、しかも三年間同じクラス。そして通ってる週3で通ってる塾も同じで今も通ってるからなんだかんだで4年もずっといるのだ
『…テツヤ?』
黒「はい」
テツヤ。
名前で呼んであげただけでニッコリと可愛い笑顔を見せてくれた。そんな嬉しいのかな。
『不覚にもキュンってしたぞ。そだ、黒…テツヤは何で平気なの?』
黒「体制が付いたのと、あとはこれのおかげです」
そういって見せてくれたのは、
『バニラシェイクじゃん!いいな!!』
黒「バニラシェイクまだあるので入りますか?」
『えっ!いいの?!ありがとう!』
黒「」
私の嬉しさを見せてやろうと思って笑顔で答えたのに!あまりにも顔が酷いからって白目剥くことないじゃないか…
『黒子君!』
黒「次黒子って言ったらお仕置きですよ」
『ひゃい?!』
そう言ってガバッ!って起き上がったテツヤにちょっと半ベソかいた。正直怖かった…
日「うぷ…監督の料理だけでもやばいのになんで青峰んとこのマネージャーの料理も食わねぇといけねぇんだよ…」
水「…」
小「水戸部が、まぁまぁだって…」
伊「黒子!お前ここに居たのか」
黒「どうも」
『ん、あれ?俊兄?…俊兄だぁ!』
伊「ユウカ?」
全員「「俊兄?!」」
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宮「あれだよな。皆ユウカには甘いよな」
木村「パイナップルも甘いぞ」
宮「いや、ほんとそういうのいいから」